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ブルー ブルー ブルー!

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カレー会で買わせて頂いた大和さん(宝来文庫)の『ブルー・オ・ブルー』と、
文学フリマで入手した綾瀬眞知子さん(チーム40)の『ブルー・マリン・ブルー』と、
同じく文学フリマで入手した+Lantern さんの『Blue』の感想です。

青い本が集まったので、一緒に感想を、と思ったのでした。


◆『ブルー・オ・ブルー』

大和かたるさん(@hourai2011)著
宝来文庫
http://horaibunko.blog.fc2.com/

東京弁天アヤメさまシリーズの「アヤメさま、宝船に乗る」の続編なお話。

「アヤメさま、宝船に乗る」は、こう、こじんまりとはしてなくてですね、
世界観は小さい方なのでしょう。でも、話が大きくて、感動のお話でした。

【感想】大和かたる(@宝来文庫)「猫と弁天」「アヤメさま、宝船に乗る」
http://naturalmaker.blog.fc2.com/blog-entry-51.html


『ブルー・オ・ブルー』は、こじんまりとしてます。
けれども、私はどちらかというと、こじんまりした方が好きだったりするので、
こちらの方が好きです。

アヤメさまは、本当によくお泣きになっていらっしゃるのですが、
可愛らしくて、きゅんきゅんします。

私は1日くらいいいじゃんって、アヤメさまの味方をしておりましたが、
お姉さま方はそれをお許しにはならず、個人的にはすごくこの結末が残念だったです。
でもでも、神さまっていうのはそういうもので、くっそタヌキのことを思うと致し方ないというのは理解できるのですけれど、とても切なかったです。

でも、別にバッドエンドとかではないのですが。
アヤメさまも成長したら、こんな風に、厳しいお姉さまになってしまうのでしょうか。
そんなのイヤダー!
って思います。

まだまだ、この世界の、アヤメさまの物語を読みたいですね。

素敵な物語でした。


そして、私も弁天さまを巡り歩きたいと思いました。


◆『ブルー・マリン・ブルー』

綾瀬眞知子さん著(チーム40)

文学フリマwebカタログ
https://c.bunfree.net/c/bunfree18/2F/%E3%82%A4/60

綾瀬眞知子(チーム40)

以前、読ませて頂いものに加筆されたものらしいです。
でも、何度読んでも、どこか切なくて、すごく好きです。

どこが良かったのかとか、分析するのももったいない作品。
ただただ、その空気にひたっていたくなる。

タイトル通り、春の海のようなひんやりと、それでも風が心地よいような空気です。

答えとか、そういうものはないし、
そういうのを求めるような作品ではないです。

答えを出そうとするなんてナンセンスなんですよ。


私は物語を見守っているだけ。
主人公は、後悔なんてしていないから、ちょっと、胸が痛むのですけれど。
主人公が泣かないから、私が泣いてあげますよー!!って言いたいのだけど、
大きなガラスがあって、映画のスクリーンの中のひとに向かって言っているようで、
主人公へ私の想いが伝わらないのが、もどかしい。
(どの小説もそうだけれど…これほどまでに主人公に対して抱きしめたいって思ったのはないですっ)


感情移入とは、違うような気がする。
入りたくても、入れないような、拒絶がある。
理解してもらわなくたって構わないというような。

それでも、私の心はゆらゆらと動くのですよ。


◆『Blue』

+Lantern さん(@plus_lantern
http://pluslantern.com/

◇多々畳さん著「た ら ち ね」

いつものシリーズですね。やった!!
小5の柊平くんが主人公のお話。
これ、すごく好きです。
冬の雪が降っている時のお話なのですけれど。
雪が降る、雪が積もるっていうのが、もう特別な感じですよね。
そんな特別な日のお話なのですが、日常とあまり変わらないような物語。
いや、やっぱり、特別な日の物語。

それほど物語に起伏はないけれど、とても癒される。優しいお話。


◇遊佐はなえさん著「あしたは海に」

個人的に、ぐっさりときたお話。
でも、とても良かった。
元気になれるような気がします。

大人な姉妹の恋愛的なお話で、
ラストは二人とも新たなスタートを切るという、素敵な内容でした。

私は……
スタート切っているのか……新たなスタートを切りたいのか……
スタートしてから、のろのろ歩いているようだなあって、自分を見つめ直すことができました。



○まとめになっていないまとめ

Blue、で思い浮かべるのはやはり空と海なんだなって。
海の青は空の青が映ったものだけれど。

海は、どこか哀愁があって。
空は、晴れていないと青色が見えなくて、だから、清々しい気持ちになる。

ふたつの物語はその両方を持ってきてます。

本当に、空の青のような、清々しい空気のラスト。

ちょっと、胸が雲におおわれているひとに読んでほしい本です。



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