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『譫妄とガラナ』感想

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この間の文学フリマで入手したサークル西瓜鯨油社、
牟礼鯨さん(@murekujira)著『譫妄とガラナ』の感想です。

西瓜鯨油社
http://suikageiju.exblog.jp/


澤田彩香が登場するこのシリーズを私はこっそり、澤田彩香シリーズと呼んでたりします。
けど、どの物語の澤田彩香は同一ではない。(いや、同一なのか)

まるでパラレルワールドの物語のようだけれど、
この『譫妄とガラナ』を読んで、違うような気がしました。

これは、いや、今までの澤田彩香シリーズすべてが、誰か、例えば、
『譫妄とガラナ』でいうところの森響太郎の妄想の物語なのではないかと思ったのですよ。

けれど……
Twitterで牟礼鯨氏をフォローしているのなら、気がついたはず。
森響太郎も牟礼鯨氏であるということを。


…………しかし、鯨氏はTwitterでも物語を綴っているのではないか、と考えると、もはや、頭の悪い真乃には何がなんだか分からなくなってくるのだけど。

いや、でも、だからこその「譫妄」
答えはタイトルに。


何が言いたいって、澤田彩香シリーズは全部読むとどんどん面白くなってくるよってこと。
(日本語がおかしい)
ループの物語は退屈しそうだけれど、あらゆるところに伏線があるから面白い。


ちなみに、ノートとかに名前を書きまくるというのは、自分がその名前の持ち主になるということにつながる。

澤田彩香はやはり物語の中の登場人物が生み出した虚構のひとつでしかないのかもしれない。
つまり、登場人物ではないということ。

そんな、はっきり言って、私の人生においてどうでも良いことをぼんやり思ったりしました。

ただ、小説というのは、どうでも良いものであるのは違いない。
物語は架空であるから。物語を読まなくても、生きていけるから。
なら、何故小説を読んで、書くのか。
そのどうでも良いことが面白いことだからに他ならない。
面白さに気がついたら、中毒のように止められないということ。


この小説は私に「どうでも良いこと」とは何か、ということを考えさせてくれた。
そして、にやりと笑むために頬の筋肉を使わせられた。


鯨氏の小説は読むひとを選ぶと思う。そう、思っていた。
でも、読めば読むほど、楽しくなってくると思う。
だから、合わなかったと思って、読むのを止めるのは、もったいないと思いましたよ。

また澤田彩香かよっってつっこんでもいい。

また、また、また、またも続ければ王道になる。(かもしれない)


おススメです。
下北沢のビビビさんで既刊も買えます。たしか。

なんといっても、この物語の舞台は下北沢ですし、本の中の街と照らし合わせて歩くのも良いと思いますですよ。


古書ビビビ
http://www6.kiwi-us.com/~cutbaba/


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