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鹿ソウル 佐藤亜希子さん著「厠に潜むもの」感想

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超文フリで入手できず、コミティアでも入手できず……
やっと今回の文学フリマで入手できた本であります。

なので、すでにお読みになった方もいらっしゃることでしょう。
怪奇小説です。


鹿ソウル(@shikasouls2
文フリwebカタログ


『厠に潜むもの』

いつもの、引き込まれる口語体の文章で綴られていて、まるで、目の前にその語り手が座っているようでした。
聞き手もいるのですが……聞き手が誰かは、最後にならないと分かりません……
もはや、真乃はその聞き手と同化して、彼女の話を聞くことになってしまうのでした。

『トイレの神様』知ってますよね。
「トイレには~ それはーそれはキレイなー 女神さまが、いるんやで~」
ってやつです。

いや、分かっておりましたとも。
あんこさん(佐藤さん)の書く物語が、こんな可愛らしい話ではないことくらい。

みなさんは、おトイレで用を足す以外になにかしておりますか?
新聞読むとか、本を読むとか、歌を歌うとか……

真乃は別に、なんにもしてませんけれど。

風水ですと、トイレには赤い花(造花でおっけ)を飾ったりすると良いそう。
魔除けです。
……つまり、魔がいるんですよ。

あと、トイレのカレンダーを見ながら予定を立てたりしてもダメです。
その予定は、予定で終わってしまうでしょう……
どうして、でしょうねえ。
トイレにいる”なにか”がこっそりそれを聞いていて、邪魔をするのでしょうか……

怖いですねえ。
怖いです。

トイレに潜む”なにか”を知りたければ、読むべし!

でないと……
その”なにか”と遭遇してしまうかもしれません。
(※フィクションですけれど)

とても面白かったです。
これはあんこさんが主人公ではありませんでしたね。
あり、ません、でした……よね???


『誰にでも視えるもの』
ある、かも……
って思わせる短編。

こういうのが怖いんですよ。

これは……あんこさんが主人公??

ちょっと、じゃあ、今度あんこさんの背後に何が視えるのか、
検証しようではありませんか。
零感の真乃でも、視えるのか。
視えないけど、本当はそこに”ある”のか……

いやあ、怖いですわあ


なんか、あんこさんの小説の感想を書こうとすると、テンションがいつもと違ってしまいます。
うふふ、怖いわあって、笑ってしまうのです。
笑うことで、怖さを紛らわそうとしているのかもしれません。

もしくは、好きなものを読んだ幸福感からか……


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