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【感想】志水了著(@秋水)「カラスの住む庭」「まどろむそば屋」

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コミティアで買った本です。
ずっと欲しくて、コミティアでまとめ買いしてしまった。
まだまだ読んでいない本があるのですが、ふたつだけ先に感想を書くです。


サークル:秋水
http://autumnwater.org/index.html

著者:志水了
@rssyubinbou


「カラスの住む庭」

失踪した兄を探す主人公に兄が勤めていた研究所の人間がお願いをしてくる。
しかも、ちょっと物騒な感じで。
主人公は兄と再会することができたけど……
みたいな物語。


色々思うことはあるけれど。
この方、志水氏の魅力はハンパない。
萌えるキャラクターに萌えるアクションシーン。

ちょいちょい気になる文章はあるのですけれど、読みやすくて、センスもある。

舞台は現代もののようだけれど、中身はファンタジーのよう。
アクションがね。
主人公の兄はコーディネーターかって感じです。かっこいい。
お兄さんのアクションシーンがもっと読みたかった……
主人公くんも負けないくらいかっこよかったですが。
あとは、もちっと、研究所の設定が見えればよかったかなあと。
なぜ怪しげな薬を開発してるのか、してる人間が普通にいるのか、とかとか。
犯罪組織なのではないのかとかとか。

まあ、そんなことどうでもいいくらい、ふたりの兄弟が萌えるんで、やばいです。

「カラスの住む庭」試読サンプル(Pixiv)
http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=1302149


「まどろむそば屋」
http://autumnwater.org/offinfo.html

視点のひとつは、バイトで探偵助手?を務める就活中の男子大学生。
探偵事務所の所長の従妹の女性に片想い中という悩みを持っている。

視点のふたつめは、親友とも言える友人との関係がぎくしゃくして悩む女子高生。
視点のみっつめは、↑の親友の女子高生で、崩壊しそうな家族に悩んでいる。

彼、彼女らは、悩みで疲れた時に不思議なそば屋へたどりつく。
ちょろっと悩みをそば屋の青年に話をする。

そんな感じで物語は進んでいく。

説得力不足なような気がしないでもないけれど、
まったりのんびりな雰囲気があって、主人公たちはその空気に癒されて納得しているような感じ。
このまったりした空気に私も癒されました。

そのせいかもしれないけれど、悩みがそれほど深刻ではない。(と私は思う)
ここで、三人の悩みがものすっごく重かったら、まったく違う物語になってしまうのだろう。

それでも、もし、このそば屋さんに深刻な悩みをもったひとが訪れたのだとしても、
例えば自殺志願者とかが訪れたとしても、青年は悩める者の心を軽くして、自殺を止められるのではないかって思える。

彼、彼女らの悩みは、あまり解消されたとは言えないのだけど……
現実ってそんなものだよねって思える。

夢の共有っていう部分がファンタジーで、ありそうな話だけれども、
その場所がそば屋さんっていうのは、楽しい。

私も、そのおそば屋さんに行ってみたいものです。
癒されたい……


「まどろむそば屋」試読サンプル(Pixiv)
http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=2235440


まとめ(になってないけど)

とにかく、男性キャラクターが真乃の好みです。
かっこよくて萌えるんです。
キャラクターが考えたりしてる、その思考回路も。
こうゆう真乃の好きな思考回路が書けるということは、志水氏は真乃の好みなのでしょう……

きっと、どの本でも男性キャラクターの纏っている空気は似ていると思う。


ちょっと話が飛ぶのだけど……

私は高屋奈月の「フルーツバスケット」は大好きなんだけど、
「星は歌う」「リーゼロッテと魔女の森」は面白くないと思ってる。
キャラクターが、フルバと似ているから。
このひと、これしか描けないのかなって思ってしまう。

でも、志水氏の主人公級男性キャラクターは、みんな同じような空気を纏っていると思うけれど、
どの作品でも、それが心地よくて、もっともっと、こんなキャラクターで書いて欲しいって思う。

主人公だけではなくて、周りのキャラクターも魅力的で。
愛が、あるんです。

物語を量産している方のキャラクターって、使い捨て感があったりして
まったく感情移入できないのですけれど、志水氏は丁寧に創られている。

ハッピーエンドだし、毒もなくて、読む人を選んだりはしない。
少し物足りなさはあるけれど、同人誌で珍しく胃が痛くならない貴重な本です。
(真乃は血がたくさんでたりなスプラッタとか痛いのとかは苦手なんですう)

前にも似たようなこと書いたけど。
あいかわらず上からな感じで申し訳ないのですが。

期待している作家さんです。
ところどころ、彼女らしさが出ているのも素敵。
お菓子とか紅茶とか。食べ物系は本当に食べたーいってなります。


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