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牟礼 鯨 著『南部枝線』 感想

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牟礼 鯨 著『南部枝線』@西瓜鯨油社
http://suikageiju.exblog.jp/

お楽しみはとっておくと思ったのだけど、無理でした。

私が今さら感想を書くまでもない作品。

買った時に「痴漢の話ですよ」と言われた。
そこには、女性である私への気遣いがあったのだろうと思われる。

密かな自慢だが、高校に通っている時は中央線を使っていたので、
数えきれないほど痴漢に遭っていた。

驚くべき技をつかって、前ボタンをはずされ、貧しい生乳を激しくもまれたり。
スカートをめくられて、めくられまいと手でガードしたら、ち●こが手に……とか。
空いている電車で、ぎゅっとケツをもまれ、驚いて振り向いたら、男子中学生がダッシュで逃げるとこだったりとか。

まあ、幸いなことに、乗車時間が短いので、エロゲーのような展開にはならないけれど。
パンツは死守しましたし。

変態気質であった私は「痴漢です!」とは叫ばなかった。
というか、驚いたり、戦ったりしていたと。
んでだ、そんな痴漢ごときで学校に遅刻するとか、バカバカしいにもほどがあると。
遅刻すると、連絡帳みたいなものに、親がサインして提出という、これがもっともバカらしいことだったのだけど、
痴漢に遭うたびに、このめんどい手続きをしなくてはならないのなら、ガンたれるだけで済まそう、としたのである。

長くなったが、つまり、別に、痴漢を憎んでいるとかではない。
ので、平気だ。
しかも、小説ではないか。


最初の一行を読んで「アホだ!」と思った。
私は、こういうアホなことが好きだ。

主人公もヒロインも、鯨氏の別のお話で見たような感じがする。
特に、ヒロインは神秘的で、そう、この主人公だからこそ、このヒロインとの関係が生まれる。
そう、運命めいたものを感じる。

…………恋愛って、もしかして、そういうもの??

鯨氏は意外と、ロマンチストなのだと思いました。
いや、前々から作品にはそういう方向があったのだと、思い返せば気がつく。
ただ、この作品で、そうなのだと思った。
「眠れない夜を」と言うひとである。
作者が見えていることで、見えないものがあったのだ。

主人公は痴漢なのに、ロマンチスト。
いや、世の中の変態は、みんなロマンチストなのかもしれない。

……ロマンチストは変態ということではないのだけど。

「痴漢から始まる恋もある」

……まあ、恋は一方通行でも恋ですからね。




最後に、この舞台となった場所へ行き、本当にラヴホテルがあるのか、確認しに行きたい。
とか思いました。
行かないけど。


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