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category感想

【感想】キリチヒロさん著(@hydra / blue)『ミニチュアガーデン・イン・ブルー』『夏火』

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本当は、まだちょっと寝かせておきたいものだったのですが、
文学フリマの前にと思いまして、私の熱い思いをしたためました。

寝かせておきたい理由は、今度の文学フリマ東京で、このシリーズ完結となる新刊が販売されるからです。
読んでからと思ってましたが「hydra / blue」としては最後の出展とのことで、まて、それは、この機を逃したら、買いにくくなるのでは? と思ったのでした。

なので、新刊『はばたく魚と海の果て』を読んだら、この記事は書き換えられます。


「hydra / blue」さんのキリチヒロさん著『ミニチュアガーデン・イン・ブルー』と『夏火』に出会ったのは、文学フリマ金沢でした。
印象的な素敵な表紙が目に入って、BLの文字。
そのブースに座ってらしたのは、イケてる素敵な男性……
え、この男性がBLを…??
いやいやまさかと思いつつ、購入。
(キリチヒロさんは素敵な女性です)

文学フリマでは、BLジャンルのブースになかなか行けずにいました。
だいたい、私のブースとフロアが違っていて、たどりつかなかったのです。

なので、サークル名すら知らなかったのです。
金沢だからの参加サークルさんかもしれない、一期一会かもしれない。
なので、まとめて買ったのです。

文フリガイドに推薦したので、ブログで感想をあげることはしなかったのですが……
今回、改めてだらだらと書きます。感想ではないかもしれませんが。


まず、思ったことは、なぜもっと早くにこの本に出会わなかったのか! でした。

文フリで私は何を見ていたのかと思いました。
広い東京の会場ではなく、金沢という、ちょっとこじんまりとした会場だからこそ出会った本なのでした。

この厚い本、どんなBLだろうかとわくわくしました。
私は腐女子ですが、商業BLは他の腐女子に比べたら、そんなに読んでいないかと思います。
が、その中で読んできた本も、まあ、ライト寄りでしょうか。
ライト寄りなのは、たぶん、それが最大限のシリアスなのかなという感じです。商業なので。
私は、軽いBLは好みではなくて、ちょっと泣けるようなお話が好きなのですが、そう、ここで期待していたのは、
サークル「唐草銀河」さんの磯崎愛さん著の『夢のように、おりてくるもの』のような重いやつ。(濃くて素敵なBLです)

同人誌ならではのBL小説を期待していました。

読み始めて、それは良い意味で裏切られました。
あ、これ、純文学っぽいと。
純文学の独特の空気。
純文学、そんなに読まないのですけれど、やはり、文学フリマで出会った、例えば犬尾春陽さんの本のような感じ。
語彙力なくてあれなんですが……
淡々とした静かな空気、現実に近いはずなのに、隔離された世界、そんなイメージなんですが、これがすごく心地よいのです。

ああ、この子が受けで、このイケメンが攻めか美味しいとか思いながら読んでいくんですけど、
出会いはなんと幼少期で、その過去から語られ始めるのですが、もう号泣ものです。
別れるから。
あれ、なんでこんなとこで泣いてるんだ私はとなりました。
こんなとこ、というのは、お話的にはだって、幼少期の思い出の部分で(いえ、後々にすごく重要なんですけれどね)
高校生になっていちゃらぶする物語がまだ始まってないんですよ。
なのに、ここで泣いてしまう。
ああもうなんだこのBL、ショタBLか美味しいって思って読み進めると、やっとこさきたいちゃいちゃシーンはほんのちょっと。
いえ、すごく萌えるんですけれどね。

続きがあるのは知っておりましたから、分かった、いちゃらぶは『夏火』の方なんだな、よしっって『夏火』を読み始めると、
あれなんかミステリー……もちろん『ミニチュアガーデン・イン・ブルー』にも謎がいっぱいあって、
それを引き継いでのミステリーなんですけれども。

私は、ミステリーもそんなに読んではいないんですけど、読んでる商業小説のほとんどはミステリーであります。
ミステリー好きです。
よもや、ミステリー要素まであるなんて、思ってもみませんでした。
『夏火』では、謎が明かされていくのですけれども……
ふたりの間には壁ができてしまい、正直、私の好きな展開なんですけれども、
らぶらぶには至らず……ここでもお預けですよ。


いいですか、まだ読んでないひと。
3冊とも全部買うべしですよ。『夏火』からめっちゃ長く感じました。ハピエンはよですよ。

本当に色々と裏切られるんです。
ただのBLじゃない!

むしろこのBLってタグは本を売る上でマイナスになってやしないかとすら思います。

私のように、BLタグがあったからこそ飛びついたような人間には絶対に必要なタグなんですけれど、
このBLタグがあるせいで、手に取らなかったひとがたくさんいるのではと思いました。
もしそうなら、すごくもったいないことだと思ったんです。

もちろん、同性愛のお話そのものが苦手な方も多くいることでしょう。
しかしですね、純文学好きさんやミステリー好きさんなら、手に取ってみるべきだと思います。

ちょっと、私の感想の文章ひどいんですけれども……
ほんとすみません。ほんともっと素敵な感想を書ければいいんですけれど……
(ネタバレをなるべく避けようとするとですね……)

海のある町での、切なさいっぱいのお話です。
泣けるお話です。
苦しくなるお話です。
深く綺麗な青がとても良く似合うお話です。
静かで冷たい水の中に燃える小さな炎があるようなお話です。

文学フリマ東京へ行かれる方は、是非、手に取ってみてくださいませ。

あまぶんこと「尼崎文学だらけ」にも委託販売があるとのことなので、
あまぶんでも買えます! 

また、僭越ながら、こんな感想しか書けないやつなんですが、
推薦文を投稿したいと思ってます。

私の他にも、あまぶんの主催のにゃんしーさんのブログにも感想の記事がありますので、
むしろこちらを参考にして頂ければ安心かと思います。

にゃんしーさんのブログ
http://d.hatena.ne.jp/slymelogue/20160116/1452948007

尼崎文学だらけ
http://amabun.hatenablog.com/

文学フリマWEBカタログ
【コ-44】hydra / blue
https://c.bunfree.net/c/tokyo22/!/%E3%82%B3/44

キリチヒロさんのブログ(小説も読めます素敵)
http://manasseh.blog34.fc2.com/

通販
http://hydrablue.thebase.in/


ほかにもカクヨミとエブリスタでもちょろっと読めますかね。
ぱぶーさんでは有料ですが安く読めます。
(絶対的に紙の、表紙の素敵な本の方をおすすめいたします)

検索かけてみてくださいませ。

ああ、大切なことを……
にゃんしーさんは、男性です。
にゃんしーさんのブログに書かれている、文フリガイドの編集長、秋山真琴氏も男性であります。

男性でも読める作品かと思います。
この機会を逃されませんように。

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