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category感想

『p-kingdom』『コスモ撫子』『Ailes et croix 翼と十字』『Tails of Dragon's Vol.2 ~折り紙のドラゴン~』の感想です。

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今日は、4冊の本の感想です。
いつもまとめてしまって申し訳ないです……


■『p-kingdom』
サークル「cage」の氷砂糖さん(@ice03g)著の本

http://ice03g.blog.fc2.com/

Twitterでいつも大変お世話になっているこおりさんの本です。

24編の超短編作品集です。
中から少しだけ感想を。

◆「ゆきのまち」
1番長いお話がこれかしら。
やはり、ある程度長いお話が好きかも。

太陽が擬人化ちっくで面白いです。
いえ、このお話の中では、太陽は元人間なのでしょうか。

風景も浮かぶのですが、それが、リアルではなく、絵本の絵のような感じ。
輪郭がぼやけていて、素敵な感じの。

こんなイメージが浮かぶお話は、なかなかないと思います。
素晴らしいのです。


◆「鬼殺し」
短いけれど、これが中でも1番好きです!
タイトルすごいですけれど……
綺麗な感じです。
タイトル、すごいですが……(しつこい)
タイトルからイメージできるお話ではないかな。

てっとも、素敵なお話なのです。
素敵ステキって、本当に語彙が乏しくて申し訳ないのですが……

ブラックなんだけど、綺麗なんですよ。


◆「せっかちな恋がしたい」
最後でにやりとしました。
ツーカーって死語かな……
でも、私、ツーカーいいなって思います。
ですよね。ツーカーなひとがいいですよね。


◆「カフェ・ヘブン」
再びにやりとしてしまいました。
面白いです。
こんな死後の世界、いいなあ。

これは、きっと、誰でもにやりとすると思います。
キラリと光ってます。


○まとめ
短いお話は、書けることが限られてくるから、印象に残そうと思うと、
難しいと思います。

でも、どのお話もスパイスが効いていて、良いパンチ具合。

テンポも良いので、あっという間に読了してしまいました。
余白が、素敵な本です。

ピリっとしているけれど、子供さんでも読めるのではないでしょうか。

童話ちっくなお話は、お薦めです。



■『コスモ撫子』

サークル「ぷんぷん座」の近藤ヴィクトリアさん(@punpunza99)著の本

http://punpunza.blog.fc2.com/

文学フリマで物々交換致しました。
うちの、SFとは呼べないライトな新刊と……
100円分、足りてませんでしたので、次回、ツケを払わせて頂きたく思います……

銀河鉄道なSF小説。

前作があっての、続編ということですが、この1冊だけでも読めましたです。
とても読みやすい文章で、良かったです。

遥か未来にあり得る設定で、なるほどおとお勉強になりました。
(私にとってSFは、難しくて書けないもので)

あまり動きがないお話。
広い宇宙の中のお話なのですが、鉄道の中だけのお話です。

こじんまりしたお話は好きなので、私には充分なのですが、
もったいないような気もします。

あと、そう、短いのです。
やっぱりもったいないのです。

設定が雄大ですし、キャラクター造形もしっかりしていらっしゃるので、
もっと深く描けば、読者は惹きつけられるのではないでしょうか!
描写も増やせば、素敵な背景が見えるのではないかとも思いました。

とか偉そうに思いましたのです。

私もひとさまのことはまったく言えたもんじゃないのですけれども……

出会って終わりという印象でしたので、続きを読みたいです。

できれば、長編で!
こっそりと楽しみにしております。

webの方も面白いです。
http://punpunza.blog.fc2.com/blog-entry-18.html


あと、あれです。
おくづけ、おくづけは入れた方が良いですよ!!



■『Ailes et croix 翼と十字』

サークル「兎角毒苺團」さんの本
http://tokakudokuitigo.doorblog.jp/

装丁がなんとも豪華な手作りコピー本。
レアな本でございます。
翼と十字がテーマのアンソロジーでしょうか。

短編が5作、収録されております。


ISAMさん著
◆「黒の翼 -ブラックバード-」
◆「十字の翼 -真夜中の太陽-」
戦闘機のお話。
戦闘機、好きです。かっこいい。
けれども、まったく詳しくないので、専門用語はスルーしました。

物語はないというほど短いし、残念ながら見える光景は断片的で、
そこが残念。(もっと見たいのです!)
戦闘機から見える景色を、描いて欲しいと思う。
けれど、これは、そう、そんなことを描くための小説ではなくて。
「彼女」を描くための小説なのです。
そこが、面白かったです。


SUWAZOさん著
◆「My sweet angel」
設定を読んでいるような感じ。
でも、その設定が素晴らしく、
実際にこんなことになったら、こんなこと、きっとあるよね、っていう、
著者の想像力が見えました。
ちこっと、気になる部分もりましたけれど。
(おじいさんの本棚の秘密?を知りたかった……お話には関係ないのだけど、細かい描写があるので、気になってしまいました)


星いちるさん著
◆「光の門」
けっこう好きな作品。
楽園かどうか分からないけど、違う世界へ行けるかもしれない門が現れたら、お話の通りになるんじゃないかしらと思う。
笑顔で門の向こうへ消えるお嬢さんたちの光景が、すごく良かった。
私も、そんな風に、スキップしながら、隣のお嬢さんと手をつないで光の中へ行きたいです。
(別に、この世界が嫌だとかじゃないけれど)


伊織さん著
◆「取引」
伊織さんっぽさ全開のお話。だと思います。
テンポが良くて、面白い。
擬音も面白いし、発想も面白いし。
私は、カラスやロボットを見る度に、このお話を思い出すんじゃないかと思います。
カラスとロボットの恩返し的な、お話に和みました!



■『Tails of Dragon's Vol.2 ~折り紙のドラゴン~』

サークル「BREMEN」さんの仁司方さん著の本
http://www.blemen.jp/

秋山さんおすすめの本です。
初めてお読みします。

文庫サイズのコピー本ですが、シンプルな装丁なのに、可愛らしい本です。

魔法が密かに残る現代ロンドンが舞台のお話で、ハリーポッターのようです。
が、ハリーポッターより全然面白いと思いました。

メルヘンがあって、でも、ハリーポッターよりリアルです。

なんといいますか、魔法を使ってあれこれと折り紙のドラゴンと行動するのですが、
その過程がまるでいたずらをしているようで、わくわくするのです。

大人になったら、いたずらをたくらんでどきどきわくわく、なんて体験はほとんどありません。

そんな、幼少期を思い出しました。
(いたずらはしてないですけれどね)

物語は、現代ゆえに、あっさりと終ってしまうのですが、
本当は、ドラゴンとずっと一緒にいて欲しかったなあと。それで、冒険とかして欲しかったなあと思いました。


折り紙でドラゴン
https://www.google.co.jp/

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categoryどうしようもない日記

文学フリマガイドブック推薦作募集要項の説明とかしちゃいます!

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文フリガイド編集委員会では、文学フリマで販売された、販売される(既刊)で、
推薦作品を募集しております。


推薦作の募集要項
http://bunfree.net/

そこで。
募集要項から読み取りにくい、読み取れない部分を説明したいと思います。


応募方法の
③ 推薦者様の活動情報(ブログのURL、twitterアカウント)

の提示について。

これはですね、推薦者さんが、どこの誰さんなのか確認するために必要な情報です。

自分の本を推薦してないか、ということです。(7/10削除)
別のアカウントで、さも本人ではないと装ってないか……とかです。
(※自薦可です。7/10追記参照下さいませ)

他にも、このひとはどんな本を読んでいて、どんな本にどんな感想を持ったのだろうか、文学フリマや同人誌にちゃんと関心がある方なのか、ということを確認致します。(そこまで厳密ではないので、ご安心を)

面白いものを知っている方なのか、ということですね。

自分は面白いものを知っているんだって、みなさん思っていらっしゃると思いますが……

でも、ある特定の作家さんだけしか読んでいないのであれば、
知っているとは、言い難いですよね。

Twiiterや、ブログで何を読んでいるのかすべてを確認するのは、難しいことです。
なので、Twitterやブログの他、レビューサイト等を提示して頂いても構いません。
ただし、昨日今日登録したようなSNSアカウント、ブログ等は認められません……
何もないわ…という方は、ちょろちょろっと、こんな作品が好きで、こんなのを読んできました、という自己紹介をお願い致します。
文学フリマ参加歴とかもあると良いです。
これは強制ではないですが、どんな方かよく分からなかった場合、こちらから色々とお伺いすることがあるかもです。
その際はご協力頂けるとありがたいです。


次。
推薦文の提出についてですが……
詳細は応募者に追ってマニュアルを送付しております。

が、その前に……
そもそも、推薦文の提出って何?
って思われる方もいらっしゃるかと思います。
真乃は最初、推薦だけすればあとは、責任編集者や他の推薦者が推薦文は書いてくれるものだと思っておりました……

ちゃんと、憲章にも書いてあるのです。
(つまり真乃はちゃんと読んでいなかったのです……)


推薦者はつまるところ、憲章でいうところの「編集者」となり得ます。
なり得るというのは、推薦作が選外だった場合はなり得ないということです。

推薦者さんは作品を推薦後、マニュアルを受け取り、推薦文を作成頂きます。
この推薦文は原稿だと思って頂いて構いません。
推薦文を書くのは、作品を推薦した推薦者さんになります。

その後、責任編集(想さん、秋山さん、真乃)で査読を致します。

査読の結果、ガイド掲載に至らなかった場合は、残念ながら、
ガイドの推薦者として紹介されることがなくなるということになります。
書いて頂いた推薦文の原稿もお蔵入りになります。

また、ヒトコト枠への掲載となった場合は、ヒトコト枠での原稿を新たに作成頂くことになります。


えー……ちょっとそれってビミョーなんじゃ……
って思われる方もいらっしゃるかもしれません。

ですが!
推薦者(編集者)となったアカツキには、ガイドに紹介され、さらには、
出来上がったガイドを1冊貰えます!
(原稿料は出ません。すみません)

さらにさらに!
きっと行われるであろう、打ち上げに参加する権利を与えられ、
そこで、新たな出会いが生まれたりします!

なにより、ガイドがどうやって出来るのか、その工程を知ることができます。
より、理解が深められ、文学フリマガイドブックが好きになることでしょう。
そして、文学フリマもより楽しくなることでしょう。


面白い本がないか、文学フリマで探すようになるかもしれません。
俺が探してやんよ!っていう気持ちになるかも!


ご友人、お知り合いの方の作品でも構いません。
何作でも。
(たくさんあればあるほど、責任編集は死ぬほど大変になりますが、どうか大変にしてやってください)
一般参加者さんの推薦作応募、大歓迎です。
求めているのは面白い本なのです。

あなたの言葉で、面白い作品を紹介してみませんか?

推薦者応募: 2014年7月20日(日)
推薦文の提出: 2014年7月31日(木)

推薦作品募集要項
憲章

憲章および募集要項をよくお読みになりましてから、ご応募いただけたらと思います。

なお、推薦してやったよ!というご報告をSNS等で発信して頂けると盛り上がるかと思います。
けれど、推薦されました作品名や著者名、サークル名等は内緒にしてください!
盛り下がってしまいますので……


ご不明点、お問い合わせは下記まで。

文フリ編集委員会
bunfreeug★gmail.com(★は@へ変えてください)


どうぞよろしくお願致します。


※この推薦作応募要項は、第6号掲載分であり、第7号以降変更される可能性があります。
※この記事は、真乃が作成したもので、もしかしたら……違うとこがあるかもしれません。

...Open more

category感想

ブルー ブルー ブルー!

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カレー会で買わせて頂いた大和さん(宝来文庫)の『ブルー・オ・ブルー』と、
文学フリマで入手した綾瀬眞知子さん(チーム40)の『ブルー・マリン・ブルー』と、
同じく文学フリマで入手した+Lantern さんの『Blue』の感想です。

青い本が集まったので、一緒に感想を、と思ったのでした。


◆『ブルー・オ・ブルー』

大和かたるさん(@hourai2011)著
宝来文庫
http://horaibunko.blog.fc2.com/

東京弁天アヤメさまシリーズの「アヤメさま、宝船に乗る」の続編なお話。

「アヤメさま、宝船に乗る」は、こう、こじんまりとはしてなくてですね、
世界観は小さい方なのでしょう。でも、話が大きくて、感動のお話でした。

【感想】大和かたる(@宝来文庫)「猫と弁天」「アヤメさま、宝船に乗る」
http://naturalmaker.blog.fc2.com/blog-entry-51.html


『ブルー・オ・ブルー』は、こじんまりとしてます。
けれども、私はどちらかというと、こじんまりした方が好きだったりするので、
こちらの方が好きです。

アヤメさまは、本当によくお泣きになっていらっしゃるのですが、
可愛らしくて、きゅんきゅんします。

私は1日くらいいいじゃんって、アヤメさまの味方をしておりましたが、
お姉さま方はそれをお許しにはならず、個人的にはすごくこの結末が残念だったです。
でもでも、神さまっていうのはそういうもので、くっそタヌキのことを思うと致し方ないというのは理解できるのですけれど、とても切なかったです。

でも、別にバッドエンドとかではないのですが。
アヤメさまも成長したら、こんな風に、厳しいお姉さまになってしまうのでしょうか。
そんなのイヤダー!
って思います。

まだまだ、この世界の、アヤメさまの物語を読みたいですね。

素敵な物語でした。


そして、私も弁天さまを巡り歩きたいと思いました。


◆『ブルー・マリン・ブルー』

綾瀬眞知子さん著(チーム40)

文学フリマwebカタログ
https://c.bunfree.net/c/bunfree18/2F/%E3%82%A4/60

綾瀬眞知子(チーム40)

以前、読ませて頂いものに加筆されたものらしいです。
でも、何度読んでも、どこか切なくて、すごく好きです。

どこが良かったのかとか、分析するのももったいない作品。
ただただ、その空気にひたっていたくなる。

タイトル通り、春の海のようなひんやりと、それでも風が心地よいような空気です。

答えとか、そういうものはないし、
そういうのを求めるような作品ではないです。

答えを出そうとするなんてナンセンスなんですよ。


私は物語を見守っているだけ。
主人公は、後悔なんてしていないから、ちょっと、胸が痛むのですけれど。
主人公が泣かないから、私が泣いてあげますよー!!って言いたいのだけど、
大きなガラスがあって、映画のスクリーンの中のひとに向かって言っているようで、
主人公へ私の想いが伝わらないのが、もどかしい。
(どの小説もそうだけれど…これほどまでに主人公に対して抱きしめたいって思ったのはないですっ)


感情移入とは、違うような気がする。
入りたくても、入れないような、拒絶がある。
理解してもらわなくたって構わないというような。

それでも、私の心はゆらゆらと動くのですよ。


◆『Blue』

+Lantern さん(@plus_lantern
http://pluslantern.com/

◇多々畳さん著「た ら ち ね」

いつものシリーズですね。やった!!
小5の柊平くんが主人公のお話。
これ、すごく好きです。
冬の雪が降っている時のお話なのですけれど。
雪が降る、雪が積もるっていうのが、もう特別な感じですよね。
そんな特別な日のお話なのですが、日常とあまり変わらないような物語。
いや、やっぱり、特別な日の物語。

それほど物語に起伏はないけれど、とても癒される。優しいお話。


◇遊佐はなえさん著「あしたは海に」

個人的に、ぐっさりときたお話。
でも、とても良かった。
元気になれるような気がします。

大人な姉妹の恋愛的なお話で、
ラストは二人とも新たなスタートを切るという、素敵な内容でした。

私は……
スタート切っているのか……新たなスタートを切りたいのか……
スタートしてから、のろのろ歩いているようだなあって、自分を見つめ直すことができました。



○まとめになっていないまとめ

Blue、で思い浮かべるのはやはり空と海なんだなって。
海の青は空の青が映ったものだけれど。

海は、どこか哀愁があって。
空は、晴れていないと青色が見えなくて、だから、清々しい気持ちになる。

ふたつの物語はその両方を持ってきてます。

本当に、空の青のような、清々しい空気のラスト。

ちょっと、胸が雲におおわれているひとに読んでほしい本です。



categoryどうしようもない日記

文学フリマガイドブック推薦作募集ですよ!

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文学フリマガイド編集員会 責任編集者になってしまった真乃です。

責任の文字が重いです。


文学フリマガイドブック
http://bunfree.net/#l5


非公式の文字が取れました。
めでたいです。

憲章、読んでみました。

4.委員会
(2)責任編集者 1名または2名

ん!?
え、別に秋山さんだけでも良かったんじゃ……
(秋山さんの負担増ですが……)


責任編集者と編集者(第5号では推薦者)は似ているけれど、違うんですよ。
「これを載せたいので、これは今回見送りたいです」
と言える権利を持っています。
(※真乃がそう言ったからと言って、その通りになるわけではありません)

なぜ、こんな役職を置くのか。

そこですね。そこが、書いてなくて、分かりにくいですね。

残念なことに、このガイドに掲載できる作品は限られています。
お金の都合だったり、ページ数の都合だったりするわけです。

推薦頂いた作品をどれか見送らなくてはならなかった場合とかに、この権限は発動されるわけです。
(他にも色々ありますけれど)


とても心苦しいものがあります。その責任を担っております。


編集者さんには、その権限はありません。
ここが大きな違いなのです。


毎回のように炎上するこのガイドブックですが……
正直、忙しすぎて、プレゼンとかしてる暇がありません。

こんな企画で、こうで、こうで、こうなんだよーってことが、分かりにくいです。
すみません……
そこは今後に期待です。


このガイドは、作家さんやサークルさんのためのものではありません。
サークルや本の宣伝と似ているかもしれませんけど、違います。

サークルや著者から宣伝費用を頂いているわけではありません。
だから、サークルや著者が推薦文の内容や評定文に対して、文句を言うのは的外れなのです。
(書誌情報が間違っているとかの文句は受付ます。きっと。ごめんなさいします。それしかしないけど)


文フリガイド編集委員会では、文学フリマで販売された、販売される(既刊)で、
推薦作品を募集しております。


推薦作の募集要項
http://bunfree.net/


私もどんどん推薦しちゃいます。
(推薦文、上手くないんですけれどね……)


もちろん、推薦作にジャンルは問いません!
ラノベ系、ファンタジー系、どんと来い! ですよ!


純文学に偏っていると言われる文フリガイドですが……
私は純文学の人間ではありませんし、
これまで推薦してきた作品もファンタジー多めですよ。

でも、純文学小説だって読みますし、SFだって読みます。
面白いものに、ジャンルは関係ありません。

わたくしたちに、まだ出会ってない小説を教えてください。
(おっと。小説に限らず、ですかね)

みなさんで、文学フリマを盛り上げて参りましょー!

なにとぞ、お力をお貸しくださいませっ
どうぞよろしくお願い致します。


...Open more

category感想

+Lanternさん『みち』『秘密』『メリーゴーランド』『記念日』『.flv』感想

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文学フリマ非公式ガイドブックで知ったサークル「+Lantern」さんの本の感想です。

+Lantern さん(@plus_lantern
http://pluslantern.com/

■『みち』

+Lanternさんが、どの本からでもどうぞとおっしゃられるので、本当に読んでる順番がめちゃくちゃなのだけれども、
発行年月を意識して、この本が3冊目に読んだ本になりました。
(でも「魔法」と「Hello」はまだ買ってない……)


◇遊佐はなえさん著「Runaway」

反抗期なお嬢さんの物語。
反抗期といっても、お母様がちょっとダメなひとなのね。

自転車で家を飛び出した彼女の体験する、不思議なお話なのです。
空間を望む場所へと変える不思議な灯台。
そして、そこにいる人物との出会い。

子供って、本当に、本当にツライことは、なかなか友達にも相談できない。
相談された子供だって、そんなシビアな話をされたら、困るだろう。

だから、八方塞がりになってしまう。

親に分かってもらいたくて、親の言いつけを破る。非行に走る。

少女はそこまで深刻な状態にはなっていないけれど、
もし、不思議な彼に出会わなかったら、違う道を、いや、道を踏み外してしまっていたかもしれない。

癒される空間は、相談できる相手と同等のものかもしれない。

いいなあって思いました。

そして、お母さんも成長の一歩を見せる。

お母さんも大変なんよねって、きっと分かってもらいたいんだろうなあ。
子供視点のお話だったけれど。

とてもよかった。


◇多々畳さん著「ま ち ぶ せ」

いつもの柊平くんの物語。
いつものと言っても、このシリーズがいつから始まっているのか分からないのですけれど……
このシリーズ、まとめてくれないかしらっ
最初から読みたいです。

お化けロードで出会ったおばあさんのちょっと切ないお話。
そのおばあさんの話をきく、柊平くんと、おばさん(女子高生)の良いお話なのですよ。

柊平くんが、もう、なんつーか、大人で。かっこいい。(小学生)
本当は可愛い。

伏線貼っといての最後のオチも面白かったです。



◇濱野一九さん著「マーチ」

最初のお二人の物語とは、色が違う。
この本の半分を占めるお話。

息子を亡くした父親と父親を亡くした(殺した)息子の物語で、とても因縁的。
けれども、その因縁は呪いの石が起こしたものなのか……

北海道やアメリカ、メキシコの風景のような車通りの少ない、長く続く道。
そして、人生という名の道。

よもや、こんなバッドっぽい結末だとは思っていなくて、裏切られた。

二人がちょっとでも違う性格ならば、物語という名の道はまったく違ったものになったかもしれないと、とても奥深いお話で、裏切られたものの、やられたああというようなため息が出た。

「唯、」という補足の接続詞の多用が気になった。
漢字だから目立ったのかも。

とても読みやすくて、ハイクオリティ。
他のお話も読んでみたい。


■『秘密』

◇多々畳さん著「影おくり」

ひとには見えないものが見えるひとのお話。

子供の頃って、特別になりたかったなあってことを思い出しました。
けれども、特殊能力なんてなかったし。
特別頭いいとか、運動できるとか、クラリネット吹くの上手いとかもなくて。

特別にはなれないのだと気がついた時には、ふてくされていたような気がする。

だから、特別な能力を持っているひとが、やっぱり、ちょっと羨ましい。

とか、そんな物語ではないのだけれど。

仲が悪かったひとと再会した時、ちょっと大人になってて、
秘密を理解しあったような、そんな雰囲気がとても良かった。

それはそれは、特別な、出会いなんだろうなあ。
好きなひととは違うベクトルだから。


◇遊佐はなえさん著「地下鉄の音」

このお話はー…すっごい良いです!!

うう…言葉にできない。

好きなひとには既に彼女がいてだね、その彼女がまた、色白さんで素敵でね、
もう諦めるしかないのだけどだけどだけど……

結局、色白さんの彼女は裏切られてしまうんだけど、
好きになってしまったら、仕方ないよね。ね。ね。

ラストはコミカルで、ほっとしました。

んんー
きっと、実際にこんなことがあったら、どろどろな感じなんだろうと思うのですけれど、
それが、まあ、んーなんと表現したら良いものか……
青春みたいなさわやかさとか、レモンのような酸っぱさとかじゃなくて。
しとしと雨の日のクールさのようなイメージです。(すごく個人的なイメージ)
じめじめではありません!


■『メリーゴーランド』

前々回の文フリで買って、積んでいたもの。
文フリガイドに載ったやつですね。

◇多々畳さん著「が ん か け」

いつものシリーズ。

花言葉博士?の柊平くん。花言葉をめんどうくさがりながらも、きっちりと調べてくるあたりが、また、これ、
優しくて紳士。小学生なのに。惚れるわ。

惚れるでしょ。歳の差とか、関係ないでしょ。

だから、今回現れた、受験生の君には、彼女(高校生のおばさん)の彼氏になれるわけなくて。
お友達。

お友達になるのにも、歳の差って関係ないだなって。

とゆーか、受験生の君はきっと、柊平くんに癒されたよね。
彼女よりも、柊平くんの方が、いいよね?
私だったら、柊平くん選ぶわあ(性別の壁がある)

そんなことを思いました。
くだらなくてすみません。


◇遊佐はなえさん著「フリーバード、ソングバード」

変化を恐れるアパートの管理人さんが主人公のお話。

恋をすることで変わってしまうことに抵抗がある管理人さんは、
それでも、変わっていってしまう。

恋とは、恋愛とは、変化を恐れてはいけないのですね。

パリに見立てた東京観光がステキでした。
そんな風に、観光してみるのも、良いですね。
まねっこしようと思いました。

でもひとりでメリーゴーランドには乗れないなあ……
やっぱり、好きなひとと一緒だから乗れるんですよね。大人は。


メリーゴーランドは、いつも空いているアトラクションですよね。
面白くないんだけど、乙女ちっくですよね。
観覧車の方が好きですけれど。

同じところをぐるぐる回る回転木馬は、メルヘンです。
乗っている間は、ずっと子供で、ずっとお姫様でいられる。

ずっと子供でいられたらいいよね。
ずっと、ロマンチックでいられたらいいよね。

そんな風に思ったのでした。


■『記念日』

この本は、去年あたりに読みましたです。
+Lanternさんの本の中で、1番最初に読んだ本であります。


◇多々畳さん著「は ご た え」

いつものシリーズ。
柊平くんがだまされて、「把握」を「歯悪」だと思って、意味も「悪くなる、悪くなった」だと思って、ずっと使っているとゆーもう、可愛らしくて、面白くて。

精神が大人っぽい柊平くんでも、やはし、子供なのだと。

そんな柊平くんの誕生日のお話で。
いつも、面白くてこのシリーズが大好きなんですけれど、
実は、柊平くんの家庭環境ってやつは、ちょっと淋しい。切ない。

でも、女子高生の「おばさん」がいつも柊平くんと一緒で、あったかくなる。
本当の姉弟よりも姉弟のようで、優しさにあふれていて、癒される。

素敵なお話です。


◇遊佐はなえさん著「窓越しの靴ひも」

背の高い彼女が悩むお話。彼氏さんと身長が変わらなくて、ヒールをはいちゃうと追い越しちゃう。

なんとも羨ましい話じゃないですか!
しかも彼氏がかっこいいだとおおぉぉモテモテだとおおぉぉ

羨ましすぎるじゃろ!!

でも彼女は自分に自信がなくて、彼氏を見張ってしまうのですよ。
彼氏がイケメンだと、大変ですな……

ストーキングしちゃう彼女、面白かったです。オチもね!

ま、私には縁遠いお話でしたけれども……


■『.flv』

◇多々畳さん著「repeat after me」

いつものシリーズじゃない!!
ちっと残念でした……いつものシリーズを楽しみにしていた自分としては……

擬人化ありの、オムニバス形式のようなお話。

最初と二つ目と、最後があればいいかなという感じ……
まんなかはそれほど繋がりとして必要があるのかなあと、思ったといいますかでも!

繋がっているので、面白いは面白いです。


◇遊佐はなえさん著「感電するフィルム」

たまらん恋愛小説。
『秘密』の「地下鉄の音」に似ている。

山を越える時の、謎解きのような、種明かし的なところがある。
本当はこうだったんだ、っていうね、気持ちを相手に話さないから、すれ違いそうになる。
パターン化してるんだけど、それでも、好きなんですよ。

そしてね、またね、オチがね、良いのです。
いつも、オチが素敵です。

おまけの小説『Camera』の「Walk out to winter」の方も、合わせて読むと、素敵さが増します。



まとめ

+Lantern さんの本は、あっという間に読めてしまって。
すんなりと入れて、すらすら読めます。
そして、優しくて、癒されます。

いつも、ああ、楽しい時間がもう終わってしまった!
と読み終わった後思うのです。

大きくゆさぶられることはないけれど、そう、ちょっと、ひとりでいるのが淋しい時とか、
雨の日とか、ちょっと落ち込んでいる時とかに読みたくなる本です。


categoryプロットお勉強会

第5回プロット会 参加報告

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最近、なんか忙しくて、面倒なことから避けていて、感想とかも手抜きになってきてますが……
お許しを……

いつも通り、ゆるい感じで、思ったこと感じたことを書いてゆきます。


第5回プロット会
http://text-revolutions.com/review/?p=1020



今回は初めての方がたくさんいらしていて、人数も多かったです。

真乃はB班でしたー

B班
・小泉哉女さん(班長)
・伊織さん(2本目はC班かな)
・真乃
・青川さん/初
・星野さん/初
・小野さん/初
・2号さん(2本目からB班)

(コピペしてきたから敬称がぬけてました。すんません……6/5追記)

小稲荷さん(@kynlkztr)の『魔法はわりと身近にある』

参考作品
Dnovelで掲載中の「魔法使いは退屈な商売。」
http://www.dnovels.net/novels/detail/2678

小稲荷さんの小説は読んだことがなく……すみませぬ……
(オンラインは本より優先度が下がりまする…積みまくってる状態なので、いつ読めるか……)


プロットを読んだだけでは、どんなお話なのかピンとこなかったのですが、
お話をお聞きしたら、イメージができました。
小稲荷さんのお話は、とても明瞭で分かりやすかったです。
こんなお話にしたい、というのも伝わってきました。

プロットは初めて書くということで。
ちこっと、おおざっぱな感じでしたけれど、
真乃の書くプロットと似たような感じです。(とても親近感)


私はですね、
お話の盛り上がりとか、そういうことは考えていなくてですね。
もっと言うと、起承転結とかも考えてないんです。

ただただ、書きたいことをお終いに向かって書くだけなのです。

なので、ここをこうした方が盛り上がる、とか言われても困ってしまう。


だから、主人公を変えるとか、そういうのは論外っぽいのですけれど、
読者の視点を考え、主人公をどうするか、という議論になりました。


私もそうですが、特に読者のことは考えてません。

何を書きたいのかで主人公は決まる。


でも、果たして、それは他人が読んでも面白いものなのか。


そこを考えないと、誰も読む人はいなくなってしまいます。


小稲荷さんのお話は探偵ものなので、
謎とかそういうものがあるわけです。

でも、その謎が明かされないままならば、読者はどうなってんだよ、意味わからんで終わってしまう。
著者は分かってるから、別にもやもやはしないかもしれないけれど、
読者はもやもやする。

謎解きがないミステリーもあります。
でも、それは、謎解きはナンセンスである、とか、意味がないという意味があってのことです。
読者は、その意味を分かってないと、物足りなさを感じるかと思います。


読者を無視したお話はひとりよがりになりがちです。

なんのために小説を書くのか、によってその方向性も変わってきます。


プロの方や編集さんはそのあたりはしっかりと考えます。

誰得なのかってことですね。


いや、考えなくても良いのが同人誌ですけれど。
そう考えると、同人誌ってすごいですよね。
いや、中には真面目に読者のことを考えて書いていらっしゃる方も多くいらっしゃるかと思いますけれど。
うちの、読者のことなんかなんも考えてない本を手に取ってくれる方がいるのですから。
すごい。


小稲荷さんのキャラクター設定とかはしっかりしていて、というか、すごくて。
こんだけSFっぽい設定があるなら、この設定が活かされるようなお話でも良いのではないか、
という意見もありました。


西紀先生(D班)のお話の作り方も学べました。
なんかもう、すごい、プロットはなかったことになってましたけれど。


2本目。

れいな(桜沢麗奈)さん(@re_akari)の
『虹降るよあけの前の夜』


私は最初プロットを拝見した時、泣けるわあってなりました。
愛するひとのためなら死んでもいいっていうのは、すごく好き。

なんで、まあ、つっこみどころなんて、そんなないかなって思ってたのですけれど。
小泉班長の鋭いご意見には、はっ、そうか!となりました。

設定をもうちょっと詰めたところで、
少女小説なので、恋愛重視の方向にしたら良いのではないか、ということになり。

……結果……
『穴ほり王子と虹の歌姫』通称「穴虹」とゆーギャグタイトルまでつけたあげく、
王子掘られるとか、BL設定とかてんこ盛りにしてしまいました……

すみません……
いや、方向性の話です。
キャラ設定からは大きく離れてはいないはずです。


キャラの設定がかっちりしてくると、
これ、プロット通りに動くかな……ってなると思います。
キャラが動くってことです。


最初におおまかなストーリーはあるかと思います。
キャラクターは、設定、環境を与えられないと動けません。
主人公だけではなくて、他のキャラクターも重要です。
主人公以外のキャラクターも同時進行で考えて行動してなくてはおかしいからです。

設定が薄いと、何も考えられない、動けないキャラクターになってしまうので、
盛り過ぎなくらい盛っても大丈夫です。(破綻しないように)

ということをお勉強しました。

もっとも、書いていてだんだんとキャラクターが出来てくる、なんてこともあります。
(そのせいで私はどれだけ書き直したことがあるかっ)

キャラクターが固まれば、そのお話は間違いなく面白くなると思います。


……うちの急いで作った本のは、キャラクターが未完成のまま出荷されてることが多いです……
だから、地の文がスカスカだったりします……(真乃は力量がないので、穴を埋めることができません)
そーゆーことです……

キャラクターは大事です。

著者がキャラクターをどれだけ愛しているかは、読めば分かるんですよね。
だから、正直、使い捨てのように書いている方の本は好きではありません。
(前にも同じようなことを書いたような……)

れいなさんのキャラクターに対する愛が足りないとかではなく、
まだまだ、深いキャラクターになる可能性がすごくたくさんあるなっていう、余白のようなものを感じました。

発想もとても面白くて、ポイントが高いです。
私にはない発想です。こういうのが、新人賞を獲ったりするには重要です。
素晴らしい。


このお話を早く読みたいです。


れいなさんの本もゲットしましたし、読むのが楽しみです。


まとめ。

・大人しそうに見えて、みんなおしゃべり。大声で話さないと聞こえないくらい、どの班も白熱していたです。
・プロットにこんな意見が欲しいって書いてあっても、思うような答えは得られてないかもしれないです……思わぬ方向へ議論が進んでしまって、止められない!
・班によって、考える方向性がばらばらで面白いです。

それはどうなの? 議論として正しいの?って思うかもしれません。
雰囲気としては、ひとつのプロットに対して雑談をしているような感じでしょうか。
でも、ちゃんと意見はまとめて発表するんですよ。

私は人前では緊張してしゃべられなくなってしまうので、雑談という雰囲気には助けられてます。

そんな真乃のようなシャイなひとでも大丈夫な会です。
真面目に議論したいひとは、打ち上げの席で語るのも良いかもしれません。

他にも、創作仲間が周りにいない、という方や、創作談義に飢えている方にもおすすめの会です。

今は、ファンタジーやラノベ系を書く作家さんの参加が多いのです。
けれど、ジャンルは問いませんので、興味がありましたら、Stray Catさんにどしどし問合せて下さいませ。
上のサイトから問合せページへ飛んで下さい。



次回第6回は9/6(土)ですよ。

プロット提出者さんは
伊織さん(@iori8250)(今度こそ!)/ファンタジー
小野さん(@ONO_ keyboard)/百合(!)・ファンタジー


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