category感想

【感想】狂った歯車堂様『迷えるグリムの世界』

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感想書く書く詐欺のやつです。
すみません、まだあります……

狂った歯車堂様(@citbungeibu
http://kuruttahagurumado.jimdo.com/

文学フリマ
http://bunfree.net/

文学フリマWebカタログ
https://c.bunfree.net/c/tokyo23/1F/D/37


「赤い散弾銃」蒼狗様
赤ずきんちゃん
途中で真実に気がついても良さそうだったのに、そのまま気がつかずに最後まで読んでしまいました。
見事なバッドエンド。
この赤ずきんちゃん、かっこいいです。
この、猟師はなぜこの村に戻って来たのか。おばかとしか言いようがない。
いや、赤ずきんちゃんに殺されるために戻って来たんだ。必然さを教えてくれるお話しでした。

「山羊と七匹の子狼」白猫様
狼と七匹の子山羊
この、山羊のお母さん……かわゆすっ テラかわゆすっ
これ、めっちゃ好きかも。
これは、バッドエンドでもないので、後味的に美味しかったです。
復讐とかやり返したりとかはいけませんよ的なやつ……でもないような気はするけど、とにかく可愛かったです。

「手向け羽根」あずの様
ヘンゼルとグレーテル
これは裏切られました。いい話かとおもったのに、僕の妹がとんだブラコンでコワイみたいな。しかし、まあ、ですよね。お兄ちゃんも魔女に恋しちゃったらそりゃあねえ。
魔女が可愛いなんて、それは、反則ですよねえ。
素敵なバッドエンドでした。

「S&S」かいこん様
ブレーメンの音楽隊
他の作品とはまったく違うアプローチの作品。
こんな形のあの世があってもいいかもしれない。
いや、本当にこんな形なのかもしれない。
いやいや、このあの世は身近なところにあって、そう、迷っている人間には迷い込めるような、そんな場所なのかもしれない。
オカルト好き、宗教好きの私にとって、とても興味深いお話しでございました。
そして素敵なお説教。私の大好物でした。とても感じがいい。空気がいい。

「始まりの死神」雑草様
死神の名付け親
……物書きとしてあるまじき、原作を知らないという……
ここはあえて原作を調べないで読んだので、解釈とかは間違っているかもしれないので生ぬるい目で読んでくださいお願いしやす。
なるほどタイトル。最後まで読んでから気がつく私のどにぶっぷり。
死神の擬人化はコミカルで軽い。
それが、人間の「死」というもの暗さの対比になっていて丁度良いです。
死神とは何かに触れた作品かなと。これまた、オカルト好きな私にとって大好物なテーマではないかと思いました。深いですっ

「救い」人牛様
星の銀貨
ありのままの星の銀貨。
お説教かと思ったけれど違う。問題提起されたような感じ。
原作というか、多く広まっている方の原作では主人公は裕福になるのだけど。さて、それは本当に「良いこと」なのかなと。日本の昔話にもよくあるようなお話だけども、日本の昔話とは根本がちょっと違う。
グリム童話は、まあ、西洋文化のせいもあって「神様」という宗教文化が顔を見せる。私の思う神様なら、こんなことはしないだろう。
そう、神様なら、現金などという汚いものをあげるわけがない。少女は死に、天国へ。それが真のハッピーエンドというもの。(これは真乃の小説でよくやるオチでもあります。すみません)
そういう意味で、このお話、真乃的に好感度が高いです。(何様なのか)
余談だが……うんこは砂漠に埋めろよと神様は教えている……のにまったく人間というのは……
水洗トイレおよび上下水道のインフラ、文明の素晴らしさに改めて気がつくとともに、感謝しました。
文章が淡々としていてとてもクールでお話にとても合っていた。素敵でした。


すみません、偏ってて。
童話好きさんにお勧めの1冊です。
良くあるアンソロジーかもしれませんが、どれも個性的かと思いますです。
文フリで是非、お手にとってみてくださいませ。
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category感想

【感想】卯月慧様著(@月兎柑。)『Task Executor vol.1』

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感想書く書く詐欺のやつです。
すみませんホント……

サークル「月兎柑。」様の本です。
http://getkan.blog.fc2.com/

卯月慧様
@uduki_sosaku

次の文学フリマにもご出展されます。
https://c.bunfree.net/c/tokyo23/1F/E/12
https://c.bunfree.net/p/tokyo23/4013

文学フリマ
http://bunfree.net/


長編ファンタジーの第1巻です。
ちゃんと親切設計で、各話読切りです。
ラノベテイストで、とてもノリが良いです。
長編ファンタジー小説にありがちな、登場人物が多すぎて読みにくいなんてこともなく、メインは男子高校生みたいな感じのおふたり。
職業かな、能力かな、が、ジョブチェンジシステムのある、FFみたい。
こういう設定が好きですね。
ギルドがあって、そこに所属しているというのは、ありきたりなのかもしれないのですが、私には絶対に書けないタイプのお話なんですよね。
いやこのタイプ、数話で絶対ネタ尽きるし……
もう、この時点で尊敬します。

Task.1 遂行
最初のお話らしく、導入の物語で、ここがまた親切設計。
剣と魔法の見せ場があって、セオリー通りな……
と思いきや、なんか、敵がオカシイ……
ゾンビになりたいおっさんとか……
コメディで楽しいです。
ヒロインかと思いきや、怪しすぎるお医者の少女とか。
キャラクターが、最初からぶっとんでます。

Task.2 黒猫
恋のお話。
かと思ったんですよね。ほとんど進展しないあたりが、なんといいますか、私の好みです。
人外と人外のなんかほろりとくるお話でした。

思惑の違うもの同士が交わるお話は、私は書けなくて、いやはや……すごいなと。
種あかし的なものはなく、すんなりとその思惑は明るみに出るのですが、そのあっさり具合もリズミカルで読みやすいです。

Ex.1 おじいちゃんの古時計
また、このおじいちゃんがですね、いいキャラなんですよ。曲者で。
オカルトテイストで、何が本当なのか、何がまやかしなのかあやふやです。ただ、ラムディズの過去だけは本当であることが分かる。
この手のお話は好きですね。
いやいやしかし、こけしが、こう、なんて言うんですか、シリアスに思えるシーンも、こうコミカルな感じでね!
面白かったです。


このお話だけじゃないんですけど、ふたりの会話が楽しいんですよね。

若いお話を読んだなと思いました。
決して、技術が未熟とか、そういうことではないです。
お話そのものが、フレッシュ!って感じです。
この先、ふたりにはあらゆる困難が待ち受けているのだろうこともちらほら見えたり。
若いだけではない物語、BBAには少し眩しいですが、若い方にお勧めです。

あ~っ やっぱり、剣と魔法はいいなあ。
不思議な話も良かったです~
BBAでも、またこんなお話を書きたいと思わせるに十分な熱さのある物語でした!

category感想

【感想】石井鶫子先生著(@ショボ~ン書房)『全ての恋は消滅する(下)』

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刀剣乱舞二次創作 男審神者×燭台切光忠 の上下巻の本です。
の下巻の感想です。
上巻の感想はTwitterで済ませてしまいましたが、
上巻は長谷部の本だったというのが、私の感想でした。


石井鶫子大先生(@syobon_novels
ショボ~ン書房
http://syobon-novels.com/


私は、正直者なので、感想は基本、思ったことすべてを書く人間であります。お前何様なんだよってことも書きます。
ご不快に思われましたらすみませんと謝っておきます。

まず思ったのは「長い」ということ。
長い……長い……あとどれだけ進めば、この前がまったく見えない闇の中を抜け出すことができるのだろうか……
と思いましたっ

最初の方で、上巻の長谷部を思い出して、思い出し泣きをするところで、そこが、最初のオアシスだと知らずに、月のない寒い夜の砂漠の闇に放り出されました。ちょ、懐中電灯持ってくれば良かった! と思っても後の祭りで、もう、前も後ろも分からないのですよ。
とはいいつつも、一本道ですから、やっとふたつめのオアシス、歌くり歌で美味しいお水を頂くのです。
それはもう何度も何度も頂きましたとも。飢えておりましたから。

ははは、よもやまた闇の中なわけないよね、と思ってそのオアシスを出たら、そこからがまた長かったのです。
まじか、え、これ、え、え、え、これ、これ、ハピエンですよね???
ってなります。

208Pでやっと陽が昇って安堵したわけですけれど……

……確か、削ったって、おっしゃってましたよね……
……何を削ったのでしょうか……
もしかして、オアシス削った??
なんか、そんなようなことをおっしゃっていたような……


この燭台切さん……はっきり言って、まんばやおでんたよりもネガティブ。
ずっとうじうじしてる。

……私が燭台切さんクラスタではないから、そう思うのでしょうか……

燭台切クラスタさんは、是非、このうじ男が本当に燭台切なのか、確かめて頂いて、私に教えて欲しいです。


最後の20ページが最高に美味しい小説です。
エベレスト登ったことないですけれど、それくらいの感動がありますかっこわらい。

途中で投げ出すことなかれです。
もっとも、途中で読むのやめるなんて許されない、強制に似た力のある作品ですので、そんなことできませんけれど!


ああ、もう、ほんと、もっとくり歌ください!!
別冊で!!
もっと明るい燭台切さんください!!
よろしくお願い申し上げます。


本当はTwitterで軽く感想を書くつもりだったんですけれど……
長い!!! 暗いが長い!!!ってことを長文で書きたくなるくらい、暗かったので、この、私が味わった苦痛を、
どうしても、お伝えしたくて、同じ苦痛を味わって欲しくて、共有して欲しくて、したためました。
そんな私の記事もなんてネガティブなのかと思いつつ、こんなネガティブな感想書いたことねえなって。
ネガティブな記事を書かねば気が済まないほど、エネルギッシュ?負の力がすごい的な作品と言えるのではないかとも思っております。
一言で表すなら……

なにこの感じ、初めて!!

でした。語彙力ないのは許してください。

新刊も早く読みたいです。
楽しみです。


注意:私はおすすめしない本の感想は書きません。

category感想

【感想】『あかでんと天浜線のえとせとら』濱澤更紗様著@R.B.SELECTION

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C90 日曜日(3日目)西1 ゆ-02a
R.B.SELECTION
濱澤更紗 様(@koumyonakakureg
http://rbs.dojin.com/index.html


ギリギリになってしまいましたが……
5月の文学フリマにて入手したものです。

電車やバスは好きで、妙なこだわりを持っていたりしますが、都内以外の交通となるとさっぱりです。
なので、あまり楽しめないかもしれないなどと思っておりましたが、そんなことはありませんでした。
著者様の電車バス好きがあふれておりました。

キャラクターたちは、どうやって乗客を増やすかについて語っており、ああ、そうですよねえって、赤字路線とかあったりしますよねって、廃線になったりすると、本当に寂しいものです。当人…当路線?にとっては、乗客を増やすことは、それはもう最重要課題なわけですよね。

そんな悩める電車バスさんたちの日常の短いお話が26話、つまってます。

いつも乗客としての視点しか持ち得てなかったのですけれど、電車視点で読めて、とても新鮮でした。

いくつか思ったことを書いてゆきます。

・みんなんでやるから楽しいのだ
スタンプラリーのお話。全部回ったりすることはなかったんですけれど、好きなアニメのやつはやったりしましたね。
バスの子供現金50円も、地元でやってますね。
そっか、こんな風に企画してるのかもなんだあって面白かったです。

・アイディアはいつも赤い風
転車台はなんでしょうね、上から見ると、デザインが素敵なんですよね。
マナーの悪い方のせいで見学できなくなる、それは悲しいことでよね。じゃあ、どうするか、そんなお話。

・白銀は招くよ
大雪が降った日は大変ですよね……夜もずっと線路が凍結しないようにと電車を走らせましたとか、バスロータリーずっと雪かきしてましたとか聞くと、うわあ大変だあって思ったものです。それも、人手が足りていたからできたことで、そうでなかったら……そんな運休ばかりな中、元気に走ってる電車があったら、それはもう英雄ですよね~

・サービスエリア、はじめました
グッズのお話。電車グッズいいですよね~ SAに電車のグッズ、あれ?って感じはしますけれど、需要はありますよね~ 
あかでんくんの悩み?愚痴が面白かったです。


ちびっこが出てくるお話が総じて好きです。可愛くて、和みました。

あと、電車にお休みはない、そんなことを読むまで気がつきませんでした。
もしも人間ならの、擬人化作品ならではが楽しめました。

交通機関好きさんは、是非。お手に取ってみてください。

category感想

【感想】桜沢麗奈(@灯)著『七都』第3巻、第4巻

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3巻の感想を、書いてなかったことに4巻の感想を書いた後に気がついて……
ので、ちょっと前後してますが……

◆後に書いた3巻の方から。

普通にネタばれするので、注意です。


煌への強い想いを感じてしまった七都。
(ここで、あ、そっか、戦場での煌はかっこいいんだってことを思い出しました)
七都も、戦場ではそれは輝いて見えるのでしょうね。
そりゃ赤将軍も惚れるわ。かっこいいもの。

まあ、1番かっこいいの、聖羅だと思ってるんですけれども……
聖羅は、可愛くて、かっこいい。

そうなんですよね。
そんな聖羅が好きになったのは七都なんですよね。
なんだろうな、色んな七都がいるんですよね。
聖羅の見てる七都、煌が見た七都、群青の見てる七都、
全部同じ七都なんですけれど、どれもその一片でしかないように思えるんですよね。
でも、その全部が七都の魅力なんですよね。
3巻は、その全部が見れたような気がしました。


面白かったのは、幕間の群青のお話です。
ハードボイルドですよ。
かっこいいんですよ、群青。
4巻でも思ったんですけれども、強いんですよね。
かっこいいんですよ。(2回目)
ふわふわしてる優男なイメージだったんですけれども、
いえ、その通りなんですけれど、それだけじゃなかった。
男性キャラの中では1番好きですね。
ふわふわしてない方が好きです。
でも、この癒し系男子、本当に七都の癒しの存在なんですよね。
4巻でも思いましたが2回目ですけど、
いつまでプラトニックなんだよ!!!って思いました。
プラトニックのままでしたね……


◆4巻の方です。

早く読みたくて仕方のなかった4巻でした。
でした……

最初にちょっとマイナス面を書いちゃいますので、めんごです。

3巻から引き続き、七都は赤将軍と群青に想いを抱きつつのお話で……
赤将軍には熱情、群青には恋愛
結婚するなら群青、恋をするなら煌、
そんなイメージでしたが、正直に言えば、この七都の状態は理解しがたかったです。
(私も結婚するなら群青です)

だからこそ、七都は煌への想いは封じ込めてしまうのだけど。

もうひとつ、群青と煌が戦うシーンで、七都は「なぜ戦うのか」と問いかけます。
え、七都がそれ言っちゃうの??
あなただって、剣を持って戦ってたじゃない!
って思いました。

なんだろうな。
麗奈さんって、どこまでサドなんだろうって、思いました。
七都に容赦なくつらい運命で囲ってしまって。
ハッピーエンドが見えないんですよ。

聖羅と七都がハッピーエンドを迎えるのかと思っていましたが……
聖羅にも容赦ないです。

少女小説じゃなくて、ハードボイルドでは?と疑うほど。

群青の死は、予想範囲内でしたが、
もっともっと幸せになってから死んでほしかったですよ!!

といいますか、煌にそれほど魅力を感じない私なので、
そこに留まろうとする優花に、そんないい男かあああ???
って思ってしまいました。
いい男なのでしょうね。


さて、ここからは好きなところを語ってまいります。

私の好きなキャラは聖羅なんですけれど。
やっぱり、彼女は最高です!!
七都の仇であることをまだ隠して、七都を守って、連れ戻して、ひとりで戦う。怪我を負ったままですよ。
本当に、好きなキャラクターです。

上であんなこと書きましたが、七都の歩んだ運命って、
やっぱり、私の好きなものがいっぱいつまってるんですよね。
好きなひとを失った悲壮と絶望と、
熱情を抱く相手に連れていかれて、抱かれるとゆー、
美味しすぎるシチュです。

まあ、王子さまは聖羅だと思うのですけれど(笑)

優花のことも理解できてなかったんですけれども、
七都が連れて来られてからの優花は、好きですね。
まあ、私だったら自害の道を選びますけれども、
彼女にとっては、煌の手にかかった方が幸せだったのでしょう。
そして……七都はまた知らないままなんですよ。
またしても、殺ってるの煌だし……


最後は、聖羅……!!
なにそれ!!
なにそれ!!!

はよ最終巻ですよ。
これほんとにハッピーエンドになるんですかね。
いやもうすでにハッピーじゃないんですけれどもっ

なんだろう、このガンダムっぽさは。
たくさんひとが死んだけど、最後は平和になりましたよ的なやつですか。

……あ、そっか……
七都と煌がらぶらぶになれば終わるのか…………
…………ちょっと、私の想像力では、先がまったく分かりません!!

先を読ませない物語、毎回毎回、先が気になって仕方ありません。
楽しみにしております。

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